話の束

本業のかたわら、たまに本も書いています。それとは別で、きままにエッセイとか小説とか、ぽろぽろと書いてみたいと思いました。

頑張れない、10人の中の9人

頑張れない人がどれだけ多いことか。

 

今、目の前の、今日だけ。

それだけを頑張ればすべてが変わるのに。

 

多くの人はそれができない。

 

僕は仕事で、頑張れる人たちとお付き合いをする。

頑張れる人だけで、日本には1000万人以上の人がいる。

世の中の10人のうち1人は頑張れる人たちだ。

そんな人たちが明日の夢を描き、明日の世界をつくる。

 

でも、頑張れない10人のうちの9人も、今日を生きている。

 

彼らはバカじゃないから、頑張れない自分を知っている。

このままの自分が、10年後、20年後にどうなるのかを知っている。

 

でも彼らは頑張ることができない。

そして悲しみのあきらめのさびしさの歌を歌う。

 

救おうとしても、彼らは救われようとしない。

叱咤しても、彼らは改めない。

激励しても、彼らは起きることがない。

そうして、喜び、悲しみ、怒り、笑い、寂しみて、そして死ぬ。

 

でも、それが人間なんじゃないか。

進化して、改善して、変わろうとする方が異端なんじゃないか。

そう思うときがある。